チリが今年から一年中サマータイムにするさう

チリは本土とイースター島の2つの標準時を持つてをり、それぞれUTC-4、UTC-6の時間帯である。また、夏にはそれぞれ1時間進みUTC-3とUTC-5となる。現在は夏時間が使はれてゐるため本土はUTC-3で動いてゐる。南半球でありこれから冬に向かふわけだから、サマータイムがそろそろ終はる筈である。ところがチリは今年、時間を戻さずに本土ではUTC-3を使ひ続けるといふから驚いた。世界地図を見ると地理上チリは西経75度にかかつてゐるから、本来本土はUTC-5でもいいくらゐである。なのに地理上の位置から2時間も早めることになる。なほ、西経45度はリオ・デ・ジャネイロ辺りだ。
私個人は、夜はずつと明るくまた朝は暗い中から空が白んでくる感じが好きであり、さういふ理由でサマータイム導入賛成だつたが、この発想はなかつた。日本で1時間早めようとすると東経150度規準になる。択捉島より少し東、得撫島(Google IMEすら変換しない)にかかる。南鳥島は東経約154度なので辛うじて領土の範囲内。チリに比べりや餘程マシである。日本でもやつてほしいなあ、是非。