A級戦犯は東郷神社に合祀？

東郷神社前宮司の松橋暉男氏が著書『幻の揮毫』で
「A級戦犯を東郷神社へ分祀しては」、と提言してゐる件について。


悪くないと思ふんだけどどうだらう。
東郷神社へといふより、昭和殉難者はそれ専用の神社があつていいと思ふんだが。
彼らの魂を鎮める社は必要だと思ふし。そして、専用の神社があれば
その性格を強めることができるし、靖国神社は純粋に戦死者のための神社に戻ることもできる。
ただ、これは問題の解決になるかといふと疑問の餘地はある。
左翼メディアは絶対に、批判できるところがあればとことん批判する。
つまり、松橋氏も言つてゐるやうだが、「靖国に御霊が残るとしても…」といふところ。
ここは絶対つかれる。それがどの程度で、また国民がどう受け取るかだよなあ。
豪い不確定要素でかいぞ。
第一「靖国問題」つて政教分離と絡めて批判するのもゐるし、
韓国の遺族が祀るのやめてくれつて願ひ出たりしてる件もあるんだよね。


ウルトラCは天皇陛下の親拝再開だが。これだつて、目だつた批判があるところで
強行できるやうな性格のものぢやなし。
ある年の8月15日に合はせて、各所調整してできれば。
靖国神社サイドがとことん説明して、なんとかムードを盛り上げてくれれば。
何年も先延ばしにしてもいいやうな話ぢやないと思ふし、
どうでせう、このあたり。