煙草一箱千円

件の話題が俄かに喧しいが、やれつこないでしよ、どうせ。
豫めインパクトのある数字を出して、規定の、そこそこの税アップがもくろみに決まつてゐる。
たばこ税に依存してる部分が大きいんだから、
「千円に値上げして、何割が煙草やめても大丈夫」
みたいな、リスクを取る必要がどこにあるのだらう。
少しづつ値上げして、少しづつ喫煙者が減ればそれでいいのに。
試しに、2年ごとに3割値上げした時どう推移するか計算してみよう。
2003 270
2006 300 = 270 * 1.11
2009 390 = 300 * 1.3 以下同
2011 507
2013 659
2015 856
2017 1113
2019 1448
2021 1882


値上げ幅、スピードは上がるが、こんな感じでいいんぢやないかなあ。
3年後に500円、8年後に1000円。
で、煙草は高級嗜好品として生まれ変はる。
まづ、未成年者の喫煙は激減するでせう。あつても、
そのイメージは「不良」ではなく「生意気」になることだらう。
つまり、高校生が葉巻を吸ふイメージ、ロレックスを附けてゐるイメージだ。
1000円あつたら、富豪の子女ぢやない限り、他の事に使ふよね。
「金持ちの嗜み」といふ別のイメージをJTには今から植ゑつけていただきたいと思ひます。
煙草が嫌はれるのは、マナーを守らん連中が多いから。吸ふ層が変はればイメージも変はる。
そして、煙草の広告規制はやめるべきだね。マナー広告だけではなく、製品の広告もやつていい。