ムハンマド・ブアジジ氏(享年28)

http://en.wikipedia.org/wiki/Mohamed_Bouazizi

チュニジア民主化、更には北アフリカアラブ社会の大きな変動を引き起こしたのは一人の若者の抗議の焼身自殺だつた。
直接的に彼が受けた不名誉な侮辱は大したことない(と思はれる)し、人一人自殺しても普通社会は変はらない(日本ぢや毎年3万人自殺してる)。でもチュニジア及び北アフリカアラブ社会の社会情勢がからまつて途轍もない大きな炎が上がつた。


チュニジアは昔カルタゴだつたつてイメージしかなつた。北アフリカはそれほど貧困つてイメージはないんだけど、そこそこ成熟してゐたからこそ民主化の機運はかなり高いところにあつたんだらうなあと思ふ。
アラブ世界つて2000年代はテロやオイルマネーみたいなイメージが先行して餘り一般市民が注目されなかつた。これから市民のアラブ世界が見えるやうになつたら、とても世界は面白い方向に進むと思ふ。この流れうまくいつてほしいなあ。