外環道(東京外かく環状道路)の「かく」

http://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/index.html


上記サイト、外環道(東京外かく環状道路)の「かく」が平仮名なんだけど、かういふのを見るとそれが元々どんな字なのか調べたくなる。
イカク(グワイクワク)を変換すると先づ「外郭」が出てくるのだけど、「郭」は常用漢字なのでわざわざ仮名に書き換へる必要はない。辞書で調べたら、外郭は外廓とも書くさうだ。外郭は元々外廓で書き換へ表現になるといふことか。しかし国交省がなぜわざわざ「外廓」にこだわつて、「外かく」なる表現にしてゐるのかは謎だ。戦前からさう表現してゐたからといふことかな。


ウィキペディアはこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%A4%96%E3%81%8B%E3%81%8F%E7%92%B0%E7%8A%B6%E9%81%93%E8%B7%AF
理由は書いてない。けど、一部自治体は「外郭」としてゐるさうだ。
あと、ノートの議論で、以下の様なコメント(無言雀師 2009年1月28日 (水) 22:15 (UTC) )があった。

(参考コメント)日本国憲法施行後の官報検索を行いましたところ、建設省国土庁(及び現在の国土交通省)関連の告示・入札の公示・官庁報告では昭和47年6月までは全て「東京外かく環状道路」のようです。昭和47年7月から昭和50年4月までは「かく」も「郭」も登場例がなく、昭和50年5月から平成3年12月までは「郭」のみ、平成4年7月から平成8年7月までは両例があり、平成8年8月からは再び全て「東京外かく環状道路」になっています。

一貫性はどうもなささうな気がする。しかし、かうやつて表記についていまでも無用な混乱を齎すのだから困つたものだ。


因みに中国語普通話だと、
郭はguo1
廓はkuo4
という発音。