四條畷か四条畷か

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100130/trd1001301407010-n1.htm


本来、四條畷なのは間違ひないのだけど。現代なら四条畷な筈。條と条は一対一対応が取れ、相互変換が可能なのだから、商標などにおける表記は別にして公的な看板は四条畷の方が好ましい。例外を認めると複雑化する。


かういふ固有名詞に認められる旧字といふ存在があるので、旧字新字体間の一対一対応つて実は壊れてゐるんだよね。つまり、戦前の文献に「四條畷」といふ表記があつて、それを現代風に変換しようと思つた場合、「條→条」といふ一意な変換にはならないといふこと。この場合例外として「條は條のまま」としなければならない。だが、この件にあるやうに、JRの「四条畷駅」とかだつたら例外の例外でやつぱり変換しないとならない。(まあ、戦前の文献なんてないけど)


同じく一意な変換ができない弁や芸とはまた違ふ意味で、日本の漢字システムはやはり醜い。